大阪市北区で遠赤外線を併用した鍼灸治療が好評です。

仲 鍼灸院


春簾雨窓(頼 鴨厓)

お花見は行かれましたでしょうか?              
せっかくの桜も、長い雨で早や葉桜の様子を呈しています。とはいえ、この春の雨も次の時期の花を咲かせるためのもので、自然の摂理としてありがたく思うべきものでしょうか。
江戸時代の詩人で史家、頼山陽の第三子である頼鴨厓(オウガイ)は、窓辺の簾ごしに春雨の降るのを見て、次のような詩を残しています。「春簾雨窓」(しゅんれんうそう)という小生の大好きな詩です。
              
 春はおのずから往来し 人は送迎す 
    愛憎なにごとぞ 陰晴を惜しむ   
 花を落とすの雨はこれ 花をもよおすの雨 

    一様の檐声(エンセイ) 前後の情 


春は自然に往きまた来たって、人はそれを送迎する。
どうして晴を好み、雨を憎むのだろう。

花を落として降る雨は、また花を咲かせる雨でもある。

同じような軒端の音にも、おのずから始めと終わりがあるものなのだ。

小生、学生時代から趣味としてジャズをいまだに続けていますが、実は、社会人になってから
あるきっかけで、詩吟の魅力にも取りつかれ、40数年続け、所属流派の総師範まで昇りつめ、幾人かの弟子を育てましたが、個人的に練習する時間がなくなったため、3年ほど前に辞めました。
詩吟は、今の若い年代の方にはあまり馴染みのないものかもしれませんが、小生が社会人になった頃は、今のようなカラオケなんかのような娯楽も少なく、また、当時は学校でも「漢文」の授業もあり、漢詩にも馴染みがありました。
そして詩吟の題材となるものは、ほとんど、中国、日本古来からの有名な漢詩で、日本音楽独特の短調(ジャズで言えばマイナー音階)の音階で腹式呼吸で腹の底から朗々と発声し吟ずるものです。
従って、①腹式呼吸のため健康に良い、②漢詩の勉強になる、③作者の生い立ちや人物像に触れることができる、④時代的背景の勉強になる、などなど、その魅力はやってみた者でないと分かりません。

前置きが長くなりましたが、今回紹介したこの詩は、そのころからの小生の大好きな漢詩の一つです。
作者の頼鴨厓は頼山陽の第三子。幕末の詩人、志士で江戸幕府直轄の教学機関である昌平校に入学を許されたが、疎狂の振る舞いが多く、いわゆる退学処分となった人物ではありますが、その性格からは想像できない、自然を愛する美しい詩(元はもちろん漢文)です。そういうところに、この人の奥に秘めたやさしい性格がにじみでている、と、小生は思います。

ついでながら、小生の妻が丹精込めて育てた真綿色?のシクラメンと濃いピンクのシクラメンの花が満開で、当院の入口で患者さまを温かく迎えてくれています。

シクラメン200.jpg    シクラメン白200.jpg
 

 

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